2019-04-10 第198回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
一八九九年につくられた旧土人法という保護法がついこの間まで生き残っていたわけです。北海道旧土人法、明治三十二年、一八九九年につくられた法律です。こんな法律が近代日本になってもずっと残っていたということ自体が物すごくおかしいというか、あるいは差別の象徴としてアイヌの方々がお怒りになるのは、僕は当然だろうというふうに思います。
一八九九年につくられた旧土人法という保護法がついこの間まで生き残っていたわけです。北海道旧土人法、明治三十二年、一八九九年につくられた法律です。こんな法律が近代日本になってもずっと残っていたということ自体が物すごくおかしいというか、あるいは差別の象徴としてアイヌの方々がお怒りになるのは、僕は当然だろうというふうに思います。
明治維新以降現在に至るまで、北海道開拓及び北海道旧土人保護法等による政府の土地政策、同化政策によってアイヌ民族から土地も言語も民族固有の文化も奪い、差別と偏見を生み出した、こういう認識を政府としては持っているのか、この点についてまず伺いたいと思います。
○石井国務大臣 確かに、委員おっしゃるように、明治三十二年に北海道旧土人保護法が制定をされて、平成九年にアイヌ文化振興法が制定されて、その明治三十二年に制定した北海道旧土人保護法が廃止をされたということでありますので、非常に長い期間この北海道旧土人保護法が残っていたということは、一つの課題であったというふうに思っております。
一八九九年に明治政府は、北海道旧土人保護法ということで、ここも、この法律に基づいて農地を与えたのか奪ったのかということは、今、教科書等をめぐっても大きな議論があるところでありますけれども、いわゆるアイヌの方々というのは、狩猟、漁業を中心にされているという中で、土地という概念が乏しい中に入っていって、農業を、本州側の立場からすれば、農地を与えてさせたと。
また、沖縄県民への土人発言は記憶に新しいかと思います。 攻撃や差別を受けた者は、常にヘイトに遭うかもしれないという、そのような恐怖にさらされています。是非、このことを御理解をいただきたいと思います。心のバリアフリーと言葉では簡単に言えても、この実現が一番難しいのではないでしょうか。実現するためには、やはり思い切った政策の推進が不可欠です。
ただ、大臣はかつて、先ほどもございました、振興策と基地問題は確実にリンクをしているとか、あるいは沖縄県民に対するこの機動隊のことで、土人発言があったわけですが、これは差別とは断定できないというふうに発言をされたこともございます。この発言によって多くの沖縄県民が傷つき怒りに震えたということを、私は私の質問主意書の中でもお伺いいたしました。
この報告書は、IMADR、それから沖縄人権法研究会、沖縄大学地域研究所研究班との共同によって作成されており、内容は、激化する抗議行動の弾圧、機動隊員の土人発言、本土メディアにおける偏向した沖縄報道、人権救済制度の問題点、そして、ゲート前のイエローラインの法的根拠、恣意的運用についてなどの五項目から成っています。
土人についての話は、その後、さまざまな形で出ておりますから、それは目にした機会があります。その程度でありますので、しっかり放送の全てをということではありません。
○鶴保国務大臣 この問題は、土人の問題の質疑のときにも申し上げましたけれども、人権にかかわる話というのは非常にデリケートな問題であります。このことについての一義的な決定を、第三者である、特に担当大臣である私の方から一義的に提言することは差し控えたいと思います。
○本村(賢)委員 それでは、土人問題に関しまして、当時は映像を見ていないとおっしゃっていますが、今回もこのテレビは見ていらっしゃらないのかということと、それから土人問題の映像もまだ見ていらっしゃいませんか。
土人という発言が不穏当なものであるということは私も感じるところでありますし、また、公権力の行使に当たる者が威圧的言動をするということは、県民に対して、あるいは言われた者に対して、どういう思いを想起するかということはもう明々白々であります。 繰り返しになりますけれども、そういう状況でありますから、私としては今現状はそういうお答えにならざるを得ないということであります。
それは、十月十八日に東村高江ヘリパッド移設工事現場で大阪府警から派遣された機動隊員が、ぼけ、土人がという大変問題の多い差別発言をした問題について、その後、沖縄県民の多くの本当に怒りの声が上がっておりますし、かなり歴史的に振り返って土人というこの差別発言が持つ意味というものについての分析も重ねて出されてきております。
先ほどもいろいろありましたけれども、まず土人発言に対して伺います。 今年の十月の大阪府警の機動隊による土人発言についてでありますが、法務省の人権擁護局長は、これは、警備中の警察官がこのような発言を行うことは人権擁護上大変問題があり、残念であり、許すまじきことだということを答弁をしていらっしゃいます。ところが、鶴保大臣はこれまで一貫して差別と認定できないとの見解を示していらっしゃいます。
しかも、十五日には歴史的な日ロ会談が行われるというときでありますので、北方問題を中心に、きょうは与えられた時間の中でお伺いをさせていただきたいというふうに思うんですが、その前に一つだけ、鶴保大臣に、例の土人発言について。 鶴保大臣は、先ほどの答弁でも、差別であるとは断定できないというような発言をされてございます。
そこで、私は北海道ですから、北海道にはアイヌに対して旧土人保護法という法律がありました。これは今はアイヌ文化振興法という名前にもちろん変わっているわけでありますが。 これが、その発言をしたときに、平成八年、これはアイヌ文化振興法に変えたときです、ウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会というところが、なぜ変えなければいけないのかということについて見解を述べております。
○鶴保国務大臣 先ほども御答弁させていただきましたが、土人についても、私の方へたくさんの方々から御意見をいただきました。それはそれは、委員御指摘のとおり、土人発言、けしからぬと。中には、私が土人発言をしたというような、誤解に基づいた御指摘もあったようでありますが。 決して私もこの発言を容認したわけでも擁護しているわけでもないということは、繰り返し申し上げておきたいというふうに思います。
かつて法律の中にも、アイヌの人たちを、旧土人保護法という名称で法律もかつてありましたし、そういう意味では、そういうアイヌ新法の運動にも我々も参加をしながら取り組んできましたし、今言う件についてはすぐさま私たち組織としては抗議の行動を起こしたということだけ理解してください。
そこで、時間ももう残り少なくなっておりますけれども、人権の専門家でいらっしゃる参考人の皆さんに土人発言についてお伺いをしたいと思います。
○参考人(灘本昌久君) この間の警察官による発言は、もう明らかに差別的な意味を込めて言っているので差別発言だとは思いますが、土人という言葉がいついかなる場合でも差別に当たるかどうかというのはこれはまた別の話で、アイヌに関する旧土人保護法の土人というのも、実は昔、先住民というような意味合いとかなり近い状態で使っている時代もありましたので、今土人という言葉が差別的だから、ずっと歴史的に遡って、どんな場面
なぜ断定できないかという理由は説明されていないわけでして、私の理解するところということになってしまいますけれども、土人という言葉、今委員からも御指摘がありましたとおりの意味のほか、国語辞典などを引きますと複数の意味が紹介されているところでして、具体的な場面においてどのような意味合いで用いられているかについて一義的に述べることは困難という側面があろうかと思います。
○糸数慶子君 部落発言も、この部落に対する差別、それからこの沖縄県民への土人という発言も、これ沖縄県民への差別も、私、同根だというふうに思います。とんでもない発言であるにもかかわらず、これ、差別的言動といったものが差別に当たらないと主張しても、言われた側が差別であると受け止めればそれは差別に当たるわけです。
それから、次の質問ですが、これは差別という点では沖縄県民に対する土人発言についても根っこは一緒だと思いますので、お伺いをしたいと思います。
人権擁護局長が、一般論としてであればという前置きで、警備中の警察官が土人というような発言を行うことは人権擁護上問題があるというふうに答弁をしっかりとされました。大臣は、局長の考えと違うところがあるのであれば、この点が違うとおっしゃるべきですし、同じであれば、同じであるとお答えすべきだと思います。 いかがですか。
東村高江でヘリパッド建設に反対する市民に機動隊員が土人と罵倒した問題については、十月二十日、二十五日のこの法務委員会でも指摘をしたところでございます。
○糸数慶子君 現実的には警察官によるこういう土人発言など差別的な言動が行われたわけですから、そういう差別的な言動が行われないようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 警察官に対する人権教育が必要とされるのは、警察官の人権侵害行為が絶えないからであります。人はそれぞれ立場は違っても人としての尊厳が尊重されなければいけません。それが人権だからというふうに思います。
一般で言うと、例えば、報道機関では、土人という言葉は差別用語として表現の自主規制対象用語に指定されています。例えばですけれども、共同通信社発行の記者ハンドブックでは、差別用語、不快用語とされ、先住民や現地人と表記することが指導されている。
○鶴保国務大臣 土人という言葉につきまして、大西委員の方から質問主意書も提出されております。十一月十八日に、閣議決定の後、お返しをしておるというふうに思いますが、例えば広辞苑を見れば、その土人の意味として……(大西(健)分科員「過去の国会答弁との整合性を言っているんです」と呼ぶ)
去る十月十八日、東村高江の米軍ヘリパッド建設工事現場で、大阪府警から派遣された機動隊員が、抗議を続ける市民に、ぼけ、土人が、黙れシナ人などと侮蔑し、差別する罵声を浴びせ、大きな社会問題になっております。 土人発言については、鶴保沖縄担当大臣は、差別発言と断ずることはできないとして認めず、沖縄じゅうで新たな怒りが高まっております。
県民に対して土人、県民に対してシナ人という言葉を、逮捕権を持つ機動隊員が、特権を持っているということですよ、これ、権力者ですよね、権力者側からそのような発言が行われたということ自体、これ、県民感情を損ねているというふうには十九日たった今でも感じられないということでよろしいですか、感じられていないということで。
沖縄県東村高江で、ヘリパッド建設に反対する市民に対して、大阪府警から派遣をされた機動隊員が土人、シナ人という言葉を発したことが大きな問題となっています。
○国務大臣(鶴保庸介君) 今委員がくしくも御発言なさった、土人という発言が差別以外の何物でもないとおっしゃったけれども、それこそが、申し訳ないけれども、私は判断のできるものではないというふうに思っています。 過去に、その土人という言葉の経緯でありますとか、その言葉が出てきた歴史的経緯でありますとか、様々な考え方があります。
○池内委員 私は、土人という言葉は知っていても、とっさに口を出るような類いの語彙としては持ち合わせていません。 警察庁の幹部職員に来ていただいたときに皆さんにお聞きしましたけれども、例外なく、土人という言葉は自分の日常生活にないと言っていました。まさに不思議ですよ、非日常の言葉、まさに。差別用語と思う思わないの以前の問題として、何でこんな土人などという言葉が口をついて出たのか。
この雑誌に執筆している恵隆之介という人物が自身のフェイスブックで、「大阪府警機動隊員「土人」発言どこが悪い?」と題して、以下のように述べている。 「昨年、翁長知事は国連人権委員会で「沖縄人は先住民、自決権を尊重せよ」と自己差別的発言をしました。要するに自らをいっしゅの「土人」とアピールしたのです。 今度は大阪府警の機動隊員が基地反対派左翼に「土人」と発言しただけで「差別」ですって?
抗議行動をしている人が泥にまみれていたので土人という言葉を連想した、差別的な言葉だなんて思っていなかったなどと。泥にまみれていたから土人なんて、こんな言い逃れが許されるんですか。誰も信じないですよ、こんなこと。 公安委員長、御自身の中に、日常の生活の語彙の中に、土人という言葉はありますか。
○有田芳生君 今、人権擁護局長は、土人発言について不当な差別的言動であると、そのようにおっしゃいましたけれども、法務大臣もそのような認識でいらっしゃいますか。
既に報じられておりますが、米軍のヘリパッド建設反対派に対しまして、大阪府警の機動隊員の方々が、口にするのもはばかられる言葉でありますけれども、土人という言葉を使ったという報道がありました。私も、ビデオも見ました。 この件について、私、特段のコメントを加えませんので、国家公安委員長としてどうお思いか、御答弁いただければと思います。
政府は参院選直後から県外機動隊を数百名動員してヘリパッド建設を強行しているが、十月十八日、高江で複数の県外機動隊員が反対する市民に、ぼけ、土人がとか、黙れ、こら、シナ人などの差別発言を行い、昨日、沖縄県警も事実を確認いたしました。
冒頭、質問通告させていただいていないんですけれども、いわゆる土人発言について稲田大臣の御見解を一言伺わさせていただきたいと思います。 報道等あり、また官房長官も会見で認めているようでいらっしゃいますけれども、十八日に大阪府警の機動隊員が土人という発言をしたということ、差別的表現であり、断じて許されないものだと考えますけれども、こうした事態について、稲田大臣、どのようにお考えでしょうか。
○有田芳生君 これは、沖縄の高江に派遣された二十代のたまたま大阪からの機動隊員の土人、シナ人発言というよりも、先ほど申しましたように、やはり日本本土と沖縄との関係で連綿と続く差別の潜在的な意識というものがたまたまその機動隊員によって現れたんだろうというふうに私は捉えておりますけれども。
○糸数慶子君 次に、先ほども有田委員からもございましたけれども、沖縄県民への土人発言についてお伺いをしたいと思います。 沖縄、東村高江で、ヘリパッド建設に反対する市民に機動隊員が土人と罵倒したことは沖縄県民の一人として許し難い差別発言であり、厳重に抗議をしたいと思います。また、別の機動隊員からはシナ人という発言があったというふうに承知をしております。
人権擁護局長にお聞きをしますけれども、土人という表現、もう亡くなりましたけれども、国語学者の大野晋さんが編さんをした角川必携国語辞典によると、土人というのは原始時代の生活をしている人である。 あるいは、そんな辞書を引くまでもなく、第一次の琉球処分、明治五年ですけれども、それ以前から日本の本土は、琉球、沖縄の人たちに対して、琉球国王を酋長、そこに住む人たちを土人、このように言ってきた。